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熊の熱き想い147【講師コラム】思いやり溢れる君へ

■常々感じること

 

20年程、子どもたちと対峙している。

普段の何気ない様子から、様々なことを感じる。

 

こんにちは〜!と教場に入ってくる時のコトバのトーンや表情。

カリカリと問題を解き進める時の手や顔の動きや姿勢。

僅かな休憩時間での仲間との会話や全体の中での振る舞い。

ノートやプリントの丁寧さや乱雑さ。

…挙げていくとキリがない。

 

そういった中で、常々感じること。

思いやりの気持ちの素晴らしさだ。

 

 

■周囲との関係性の中での自分の立ち位置

 

ワレカンセズ!の唯我独尊状態の子はレアケースだ。

もちろん、思いやりの気持ちをどう表すかに個人差はあるが。

 

先日、こんなことがあった。

ささいなワンシーンだが、なるほどな〜と思った。

 

まいぜみのファイルを僕に渡す時の君。

ファイリングしやすいように留め具を外して持ってきた君。

向きも僕が見やすいように持ってきた君。

僕が「優しいな〜!偉いな!」と声をかけたら「当然です!」と言った君。

これまでも多々感じてきた、着の思いやりのひとつだ。

 

科目の勉強の状況がどうであれ、素晴らしいことだ。

思いやりの気持ち=周囲と自分を見つめていること、でもある。

 

僕に対してだけのことじゃなく、仲間や家族に対しても。

より愛されるため、より逞しくなるため、思いやりの気持ちは大切だ。

 

 

■強さ=唯我独尊じゃない

 

自分が強ければ構わない!というのは強さじゃない。

類い希なるよほどのポテンシャルがあるとしても、だ。

 

20年程前と今とを単純に比べると…強さの価値観の変化を感じる。

そこには様々な要因があるのだろうが、少し寂しさも感じる。

 

唯我独尊は強さじゃない、が僕の考えだ。

生きていく限り、死ぬまでずっと、人は他者と関わっている。

 

…そんな想いを抱きつつ…今日もガンバリマス!

 

熊(熊谷)

 

 

 

 

 

 

 

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