中学1年生たちが、どんどん「中学生らしく」なってゆくこの季節。
部活が……!とか先輩が……!とか、
きっと1ヶ月前には想像もつかなかっただろうことで
盛り上がっています。
通塾歴の長い子で、小学4年生のころから一緒に時を過ごしてきました。
あのころはあんなにお子様だったのにねえ……と
目を細めてしまうような場面もあります。
今中学1年生たちは、実に真面目に、よく頑張っています。
これから様々な経験を通じ、さらに変化をしていくことでしょう。
変わるべきところは変わる、でも
「真面目に頑張る」という核の部分はしっかり持ち続ける。
向上館はそんな場所でありたいと思います。
さて、「初心忘るべからず」とはよく聞く言葉ですが……
これは単に
「最初のころの気持ちを忘れてはいけない」
という意味ではないそうです。
何かしら物事に対して不慣れだった、できなかった自分。
それに伴う恥ずかしさや悔しさ、
克服するために努力したこと。
そうした過程すべてが「初心」。
また努力の末に克服したとしても、それで慢心するのではなく、
「未熟だった自分」を決して忘れず、次の物事に挑む。
したがって初心とは「最初の心」というよりも、
「初心者」の初心であるようです。
いつも未熟であるからこそ、次の何かに挑むことができる。
挑戦を続ける以上、いつだって何かの初心者です。
そのことに、子どもも大人も違いはありません。
子どもたちとともに、初心を忘れず、私たちも頑張ります!
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