静岡県三島市・伊豆の国市発!
小4〜高3対象の総合進学塾です!
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本日は小5〜中3で全国模擬試験を実施しました。
普段とは違う教場で受験をしてくれた子もいます。
移動のお手数をお掛けして申し訳ない反面、
そんな経験も意味のあるものとして蓄積されていけば、と願います。
私自身が中3生のころ、やはり塾に通っており、
そこで受けることになった模擬試験が、
電車を乗り継いで2時間近く掛かる会場で実施されるものでした。
確か東京の四ッ谷だったかと思います。
もちろん初めて行く場所。初めて乗る路線。
乗り換えがめちゃくちゃ不安!!です。
経路を調べ、時刻表をメモして、
物凄く真剣に予習(テスト勉強ではなく行き方の)をした記憶があります。
模試の不安もなかったはずはないのですが、
交通の不安がそれを吹っ飛ばしていました。
会場で友人に会えた時は心底ほっとした!
……のも束の間、受験番号は皆ばらばらで、
各々、周りに知り合いの1人もいない状態でテストに臨みました。
そして、それは入試当日のシミュレーションでもありました。
慣れの全くない場所へ赴き、緊張感の中、
自分の力を発揮しなければならない。
甘えや緩みの許されない環境は、もちろん楽しくはありませんが、
中学生当時の自分にとって、重要な経験でした。
今日、いつもと違う教室で模試に挑んでくれた子にとって、
「いつもと違う」ことが、その子の経験値として
貯まってくれれば……と思います。
ご送迎下さった親御様方、心より御礼申し上げます。
ひとつの模擬試験から学べることは、数多くあります。
それは学習内容や知識だけではなく、
環境が変わっても動じないこと、
自分の集中力や注意力の保ち方など、
模試には成長の種が詰まっています。
慣れた教場でも、初めての教場でも、
今日の模試を終えた皆さん、本当にお疲れ様でした!
今ごろきっとグッスリ夢の中でしょう。
ゆっくり休んで下さいね。
中学部。
集団授業の指導対象中学は定期テストを終えた。
まだ得点や順位が未判明なものもあるが、
他でもない子どもたちは様々な想いを持っている。
結果が良くて嬉しい。結果が悪くて悔しい。
ただそれだけではないこともある。
僕はそれで終わらないことが「生きる力」になると思う。
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今回、大きく飛躍した子の話。
学年順位を60番台から10番台に上げた2人の子。
定期テスト終了後に話をしたのだが、
この2人の共通点は「嬉しいけれど悔しい」だ。
彼らの話を要約すると・・・
前回より良かったことは嬉しい。
でも、まだ出来た、もっとやれた。だから悔しい。
学びの本質であると思う。
こういった想いを持ち続けること。
広い意味で「生きる力」になるだろうと僕は思う。
そして、それを率先垂範で導くのが僕たちの役割だ。
嬉しいだけ、悔しいだけ、ではない深みの部分。
科目の勉強を通して学べることはたくさんある。
表面にある必要充分な知識だけではなく、たくさんある。
この核の想いを僕たちは持ち続けないといけない。
まだまだ、だ。
ガンバリマス!
熊(熊谷)
年間スケジュール記載の通り、
6月28日(火)〜7月2日(土)はお休みです。
・6月通常授業は6/27(月)まで
・7月通常授業は7/4(月)から
となっております。
どうぞご注意下さいませ。
「みんなはお父さん、お母さん、ご家族の方々に
本当に大事に想われているんだよ、
だから今、塾なんかに通わせてもらえてる。
もしお家の方が、みんなをどうでもいいって考えてるなら、
塾なんて行かせてもらえるはずがないじゃない。
心配もされて、期待もされて、頑張ってほしいって願われて、
それだから今ここにいるんだよ。
一生懸命頑張ることで、お返しするんだよ」
……と、子どもたちに伝えることが、時にあります。
でも昨日気付きました。
意外と、「逆」がなかった。
すなわち……親御様方、こんなに大切に想われています、
と伝えること。
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迷信の話をしていたのです。
「夜に爪を切ると……っていう言い伝えがあってね。
夜に爪を切ると、言葉怖いけど、親の死に目……
自分のお父さんやお母さんが亡くなるときに、
会えないっていう」
驚きに目を見張る中学1年生たち。
「えー!」「何で!」
「いつも夜に切ってるよ!」
「私も、お風呂入った後やわらかいから」
「うん、そうそう!」
びっくりした、こんなに騒然とするとは。
「でもね、これには理由があって……
……えっ!?!?」
「どうしよう……、いつも、夜に切ってる……」
女の子の一人、明らかに目が潤んでいます。
「どうしよう……」
ぶわっと膨れる、涙の粒。
まさかの落涙。私は急いで続けます。
「いやっ、そうじゃないのー!
これは、自分が気をつけなくちゃいけないよっていう話で」
「う……うっ」
「落ち着いて。大丈夫。昔の言い伝えだから。
昔は、便利な爪切りなんて道具がないでしょ。
だから小刀……ナイフで爪を切るわけ。
鉛筆削りのないころ、ナイフで削ってたのと同じ。
で、昔だから、電気なんかないよ。
夜だから暗いじゃん。
ロウソクとか、囲炉裏の火なんかが明かりになる。
暗い中で、刃物で爪を切る。危ないよね?」
「あ……」
「失敗したらグサッて、うっかりひどい怪我したら、
子どもの方が、親不孝にも、
先に死んじゃうことになるかもしれないよって。
だから気をつけなくちゃいけないよって、そういう意味なのね」
「……あ〜〜〜〜!よかった〜〜〜〜!!!!」
心からの安堵の声と笑顔でした。
いやびっくりしました……。
難しい年頃の中学生が、親御様への愛情をこれほどに
全身で表現するのを見たのは、初めてかも知れません。
それにしても、綺麗な涙でした。
深い親愛の雫です。
私が見るなんてもったいない、
親御様にご覧頂きたかった……と思ったので、
せめてこちらでお伝えしました。
親御様方の愛情を受けて、ここに集う子どもたち。
その子どもたちもまた、親御様を、大切に大切に想っている。
塾と言えど、勉強の知識やテクニックのみを伝授する場ではなく、
核となる大切なものを伝えられる。
そんな場でありたいと思います。
中3、受験生!
夏の勉強合宿「極」の事前課題5科目の配布。
定期テスト終了中学校から、配布をスタートした。
同時に追加の入試特訓も既にスタート。
今夏の「極」の選抜メンバー入りは狭き門だ。
提出は7月7日(木)となる。
選抜メンバー入りを逃した子(事前課題5科目クリア者)には、
夏特訓「禅」を用意した。
天王山の夏は1日6時間授業+課題付きの専用席学習+補習。
長時間のお預かりとなるが、一緒に戦っていきたい。
部活動が一段落したら・・・
少人数合宿「K」も随時実施していく。
受験生のガンバリに負けないよう、
率先垂範で15歳の花道へと導いていきたいと思う。
ゲンキ、小学生!
今年度初実施「ネイチャーサイエンスキャンプ+α」がある。
申込〆切は6月25日だが、既に申込用紙が・・・。
こちらも参加出来るのは少人数になる。
遠方へのお出かけとなるので、準備万端で臨みたい。
抽選となる場合・・・漏れてしまう子には申し訳なく思う・・・
どうぞご理解下さい。
夏に向けて、やるべきことが山積している。
ひとつひとつに想いを込めて、キッチリと準備を進める。
今日もガンバリマス。
熊(熊谷)
…中3生、受験生の皆さんへ…
「自分らしく在る」。
これはとても素敵な考えだけれど、
無闇に言うべきではないと思う。
今まさに中学の定期テストを終えたばかり、
あるいはそれを目前にしている中3生の皆さん。
「夏は受験の天王山」と、聞いたことがあるかなあ。
初めて聞いた子のために。
天王山とは、京都に実在する山。
歴史で習った「本能寺の変」の後、秀吉が明智光秀を破るよね。
そのとき、秀吉が交通の要所「天王山」を先に占拠したことが、
勝ちを決定づけたと言われている。
つまり、「勝敗を決する分岐点」であるということ。
「夏は受験の天王山」。「夏を制する者は受験を制す」。
使い古された言葉。すなわち、
使い古されるぐらい真実を言い当てた言葉だ。
それほどに、夏の過ごし方は、重要過ぎてぞっとしてしまう。
夏休みとは、1ヶ月以上も、ほぼ自分の自由に使えてしまう時間。
いや色々忙しいよ!と反論はあるかもしれない。
高校見学はあるし、塾もあるし、その他あれもこれも……?
ううん、そもそも学校の授業がない。
大人で言えば、仕事が丸々休みなのと同じ。
一部の例外を除くほとんどの子が、
「忙しい」なんて口が裂けても言えない状況にある、
それが夏。
さて、話を最初に戻して。
自分らしく頑張る。自分なりに頑張る。
受験(に限らず、勝負事)において、
この「自分」って言葉は厄介だ。
もちろん自分を見失ってはいけない。
まして受験なんて自分の将来を決める道のりなのだから、
自分で考え、自分で決め、自分で切り開く、それが必須。
でも、たぶん解ってると思う、
「自分」ってものすごい言い訳になるし、逃げにもなる。
そもそも他者との競争である受験。
だって受かる子もいれば落ちる子もいる。
何をどう取り繕ったって、
「他人を蹴落とす競争」という、冷酷な側面があるよ。
それに立ち向かうとき、
自分はこんなに頑張ってる!と主張することと、
他の誰にも負けないように努力することと、
どちらが「自分のため」になるだろう。
「自分なりに精一杯頑張ってる」そう感じたときに……
夏休みなんだから、たまには息抜きしたっていいよね。
受験生にも、気分転換は必要だよね。
……っていうのは、真実ではある。
真実だけれども、しかし受験生本人が主張すべき真実じゃないんだ。
周りの人(ご家族とか、私たちみたいにあなたの受験に関わる人間とか)に
心配されて、そう言われるくらいがちょうどいい。
また、得てして、勉強にせよ他の何かにせよ、
本当に息抜きが必要なくらい頑張ってる子に限って、
「息抜きしたい」なんて一切言わない。そういうものだ。
夏はもう始まっている。
部活動も最終局面、7月にかけて、
今までで最も忙しいという子も多いでしょう。
もちろん、それぞれの目標に向けて全力を傾けるべきだ。
でも忘れてはいけない。もう戦の真っ只中だということ。
部活動を引退した瞬間から、天王山を奪りに行く子がいる。
部活動の状況に関わらず、すでに王手を掛けている子だっている。
「自分は……」もしくは「自分の周りは……」なんて関係ない。
大事なのは「今現在の自分」じゃない。
そんなものに(ごめんね、言葉は悪いけれど)、価値はない。
だって、「今現在の自分」なんて、もう実現できてるんだもの。
だから、未来の目標にはなり得ないんだもの。
成長なんかいらないね、今現在までに積み上げた自分のまま、
後は体だけ、時間に任せて大人になればいいんだよ。
と胸を張って願えるのならば、もう受験から降りるといい。
(精神的な成長がないのなら、それはあなたたちにおいてさえ、
ただの老化だけど。)
自分の目指すものを実現したい。
何を目指したいかはまだ解らないけど、少なくとも、
今の自分より大きくなりたい。
そう願うのであれば、この夏、本当に死に物狂いでやろう。
全力を尽くす充実感を手に入れよう。
そして一回り成長した自分を称えよう。
そんな自分をまた基礎として、さらに高い目標に挑もう。
恐らく、あなたが生まれてから、あなたにとって、最も大切な夏。
あなたたち、私たち全員で、天王山に、この夏の勝どきを上げよう。