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縦横無尽 215

中学部特進クラスの英語では、
毎回ディクテーションを行っています。

 

1週間に1度、10分程度の時間ではありますが、
耳を澄ませ、英語を聞き取る+書き取る鍛錬をする!

 

そんな時間を設けることで、
力と経験を蓄積してゆければと願っています。
習うより慣れよ。ちりも積もれば山となる。

 

ところで、たまに「えっ何ソレ?」な言い回しが混ざってきて、
子どもたちが笑いをこらえきれないときがあります。

 

この間皆さんを笑わせたのが "Gee."


「おや、まあ、あらあら!」を意味する間投詞で、皆ほぼ初見。
ぱっと見「ギィ……?」と首をひねるところ、
耳に入った音は「ジィ〜〜」。

 

こうやって書いても、だから何?という感じですが、
聴覚を研ぎ澄ませて集中しているとき、
「ジィ〜〜」と、いささか間抜けな声が響いて……
そもそも、皆さんいわゆる「箸が転げてもおかしい」お年頃。
最初は忍び笑いだったのが、思わず吹き出すわ肩を揺らすわ、
「真面目なときだからこそおかしくてたまらない」現象が起きました。

 

でもおかげさまで、皆さん "Gee." は、しっかり頭に入ったでしょう。

 

短い時間でも、積み重ねれば決して馬鹿にはできません。
土曜日の貴重な時間を費やして頂いている特進クラス、
後に活きた!と思える時間になるように頑張ります。

 

来週は全国模試!皆さん頑張れ!

熊の熱き想い25・「父との約束」

2016年7月半ばの今。

 

2008年2月の創業から8年半が経った。

2010年8月の法人化から6年が経った。

あっという間の数年間だった。

 

中期目標のゴール。

2018年春&2020年夏に設定している。

あと1年半&あと4年。

創業&法人化からちょうど10年だ。

 

ゼロの状態からスタートしての今。

 

もともと静岡で塾に携わっていたわけでなく、

経営を誰かから引き継いできたわけでなく、

何も無い状態から何とかここまできた。

 

中期目標のゴール。

それでおしまい!では無く次の目標もある。

が、自分の想いとして、節目の10年は大きい。

その時までに成し遂げたいことがある。

 

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父を亡くしてもうすぐ丸2年になる。

 

2014年9月11日のあの日。

僕は亡くなる直前の父に話した。

親不孝を詫びると共に「10年」の話をした。

モルヒネで意識も無い状態だったけど、話した。

 

父が元気だった頃。

 

そんな真面目な話はしたことは無かった。

聞かれてもいぶかしげに対応するか、

流れでそうなっても茶化して話題を変えるか、

今思えば親不孝このうえなかった。

 

父が入院していた頃。

 

手術や放射線治療に挑んでいた時、

僕が時間をとり岩手に行っていたのは後半だった。

この時も、生き方や仕事の話はほぼしなかった。

くだらない話をしたり、黙っていたり、の病室。

 

ようやく最後の最後に「10年」の話をした。

 

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中期目標のゴールは亡き父との約束でもある。

 

諦めず、挑み、成し遂げたい。

それが叶ったら、墓前で報告したい。

 

まずは今日。ガンバリマス。

 

熊(熊谷)

 

縦横無尽 214

暑い日が続きます。

 

私たちが帰宅するのは深夜なので、
太陽の照りつける日中に比べればずっと涼しいのですが、
それでもまとわりつくような不快感。

 

あついーあついーと帰宅して、お風呂に入って、
ほっと一息……んん?

 

今更すぎる疑問が湧きました。

 

お風呂に入る前と入った後、
自分の周りの気温や湿度がそうそう変わるはずもないのに、
何で涼しく感じるのかしら?

 

まず、同じ気温でも、湿度が高いとジメジメ気持ち悪くて、
湿度が低ければそうでもありません。
この理由は中2で気象を学ぶと合点がゆく……

 

湿度が低い(空気中の水蒸気が少ない)と、自分の汗が蒸発しやすい
 →汗は蒸発するときに体の熱を奪っていってくれる(気化熱)
  →体感温度が下がる

 

そんな仕組み。

 

でも、お風呂に入って出てきただけでは、
その場所の環境……気温や湿度……は変わらないはず。
でも明らかに涼しく感じる。なーぜー。

 

と風呂で思ったので、予想を立ててみました。

 

まず、風呂なりシャワーなりで体の汚れが落とされる。
だからスッキリする?
……って涼しく感じる理由になってない。だめだめ。

 

汚れが皮膚を覆っていて、熱を体に閉じ込める?
……でも汚れてたって汗はかくし、
それで体感温度は下がるはずだなあ。
でも実際暑く感じるんだから、
汗による体温調節がうまくいってないってことかなあ。
だとしたら何でかなあ……

 

なんて思ううちに風呂を出てしまったので、
調べてみることにしました。

 

どうやら大雑把に「汚れ」というよりも、
「塩分」のせいみたい。

汗はしょっぱい。その塩分です。

 

汗が蒸発するとき、
その水分は熱を奪いながら空気中に去ってくれるのですが、
塩分の方は皮膚に留まる。
すると塩分は水分を求めて(塩は湿気やすい=水と結び付きやすい)、
空気中の水分を呼び寄せてしまうそうなのです。

 

そうすると、体表面ごく近くの湿度は上がる。
ということは汗の蒸発が損なわれていって、
→→→あっつい!べたべたする!

 

そこでお風呂で皮膚面の塩分を流してしまえば、
また汗による体温調節機能が復活するから、
→→→涼しい!

 

ふう、スッキリしました。

 

さて、夏休み目前。
「理科の自由研究が……」と、
テーマを決めるのに頭を悩ませている子もいるようです。

 

何でもいいから、ちょっとでも不思議さを感じたことに
心を留め、予想して、答えを見つけていくと、きっと楽しい!

 

今のご時世、ネットで検索すれば
問いに対する解答がバンバン出てきてしまいます。
その前に、間違っていても何でもまずは自分で考えて、
答えを思い巡らせてみてこそ、満足感が得られるはず。

 

せっかくたっぷりと時間がある夏。
パパッと終わらせようとせずに、
じっくりと思考を楽しんでほしいな。そう思います!

熊の熱き想い24・「天王山」

夏は受験の天王山!

と言うが、それは「時間がとれる」からだ。

 

部活動等も一段落。

学校も夏休み。

およそ1ヶ月間、まとまった時間がとれる。

 

もうひとつ、そう言われる理由。

それは「塾がそう表す」からでもある。

僕たちも怒濤の夏を過ごしていく。

 

が、受験生自身にとっては誘惑の夏だ。

時間があれば、あちこち興味が向くことも。

 

どこまで我慢出来るか、我慢するか。

自立への第一歩としての自律の精神が必要だ。

 

能力を補って前に進むためには努力ありき。

努力をするためにはその根っこに自律の精神。

そういった意味で、我慢=能力、でもある。

 

受験勉強も、部活動も、仕事も、他の何でも。

高みを目指すその過程に「安・近・短」は無い。

一人一人が、己の高みを目指して欲しい。

 

夏は受験の天王山。

それは「時間がとれる」から

それは「塾がそう表す」から。

 

でも、本当はそうじゃない。

自分自身がどうあるか、に尽きる。

受験のムードでは無く、自分の心持ち、だ。

 

ガンバレ!受験生!

一緒に走り抜けていこう。

 

熊(熊谷)

 

縦横無尽 213

雨がザバザバ降っている……。


目の前に滝を見るような状態で
げんなりしながらの出勤でしたが、
部活動に燃える子どもたちにとっては、
さらに憎らしい雨だったことでしょう。

 

最近すさまじい雨が多いため、
だいぶ「豪雨の特別感」も薄れました。
それでも「受験」と絡んでいたせいで、
記憶に残っている暴風雨があります。

 

自分が中3のころ、夏期講習の真っ最中に
確か台風が来たのだったか、それはそれは激烈な雨、
吹っ飛んでしまいそうな風に見舞われたのです。

 

中3なので、夏期講習は真っ昼間に行われていました。
あまりの様相に、授業は中断され皆帰宅することに。

 

大半の塾生は路線バスで通塾していたのですが、
どうもまともに運行されていない……。
可能な限り、各家庭の保護者が迎えに来るよう
連絡網が回りました。

 

冗談みたいな暴風雨を教室から眺めながら、
迎えを待つ私たち。
仕事などで迎えに来られない家庭もありますから、
「●●ちゃん、一緒に乗ってって!
 お母さんに言ってあるから大丈夫よ!」
なんて声も、頻繁にかかります。
といっても声など掻き消されそうな豪雨。
互いにほとんど怒鳴っている有様です。

 

うちは来られるのかなあ……大丈夫かなあ……と
少し心細く待つ中、
あっ、見慣れた車??
何せ蛇口全開のシャワーを一斉に向けられるようなもので、
辺りが煙ってしまい、正直よく解らないのです。

 

思い切って外に出てみると、確かに家の車。来たあ!
傘なんか差してもムダ。鞄を抱えてそのまま駆け込みます。
その一瞬でびっしょりになりましたが、
濡れた不快感なんかより、母の顔に会えた安心感が
よほど勝るんですよね。

 

中3夏期講習は、やはり特別でした。
時間は昼間だし、長いし、何より受験生だし。おまけに台風すごかったし。

 

でも、こうやって記憶に残っているくらいだから、
決して悪い夏じゃありませんでした。

 

子どもたちの、それぞれの夏が始まります。

 

勉強はもちろん大切なのですが……
それ以外にも、友だちとの絆や、家族の尊さや、
自分の未来を自分で創るということの意味、
戦いに身を置いているからこそ気が付ける
宝物のような瞬間を、心に刻み込める夏。

そうなることを、願っています。

縦横無尽 212

肌が強くありません。いやむしろ、相当弱い。
今の季節は3分も車を運転していれば、
右の腕がピリピリ引きつるのを感じます。
さながら紫外線検知器です。

 

日焼けしたくない〜なんていう問題ではなく、
とにかく簡単に火傷状態、痛いのはカンベンしてほしい……!
と自分がいちいち日傘なんぞを差している一方で、
ある程度なら炎天下を歩いても平気!な方もいます。


そういう方にしてみれば、
きっと私はめんどくさく映るに違いありません。
でもホントまじで痛いんだって。
個人差だよなあ。と、しょんぼりします。

 

そう、個人差です。
ありとあらゆる、日焼けみたいに他愛ないことから
もっとずっと重大なことにまで、何事にも存在するそれ。

 

たとえば「漢字300問テストをやる!」という場面、
サラッと流し読みする程度でスルッと満点を取る子もいれば、
何度も何度も何度も何度も……書いても書いても、
なかなか身につかない子もいます。

 

あっさりモノにできる子からすると、
いつまで経っても覚えられない子が、なかなか理解できません。

 

苦心惨憺しても完璧に届かない子からすると、
簡単にマスターしてしまう子は、別次元の存在に思えます。

 

そして、そこに優越感や劣等感が生まれるケースもあるでしょう。

 

学生の皆さんにとっての不幸は、
「勉強の出来・不出来」が、
あまりにも頻繁に用いられる尺度であるということです。

 

人の痛みに敏感で優しくできる子、なかなか気がつけない子。
辛くとも歯を食い縛って頑張れる子、すぐに折れてしまう子。
もっと単純に、体力がある子、ない子。

 

挙げてゆけばきりがないほどの「個人差」が、
数多くの「出来・不出来」があるにも関わらず、
「勉強の出来・不出来」の存在感は、目立ちすぎ、重すぎます。

 

なおかつ学生は「勉強」によって評価・判断されがちであり、
そうやって少年期・青年期を過ごすものだから、
それが心にどっかりと根を下ろしてしまいます。
「不出来」評価は、
他の良い部分をぺしゃんこにしかねない、一種の呪いです。

 

でも漢字300問をパッと覚える力と、
人に気配りをする力と、
どちらが大切か……なんて、
並べるだけナンセンスというものでしょう。

 

私たちは学習塾です。
ですから、学力を最大限伸長させるのが責務です。
その責務を疎かにして、人間教育をうそぶく気は、
さらさらありません。

 

ただ、勉強がすべてではないという確信を、常に持ち続ける。
そうでなくてはならぬと思います。

 

誰にだって、いいところも悪いところも混在していて、
強みも弱みも当然にあって、それが生来でも後天でも、
中には恐らくどうにもならない部分もあって、
けれど、それを補って努力する道を歩むこともできる。
弱点を武器に変えることすら、できるかも知れない。
勉強の能力だけではない、他に幾らでもある大事なことを、
少しでも多く学べる。

そんな場所になるべく、私たちも成長しなくてはらないと、
そう思うのです。

 

さて……
中3の皆さん、合宿の事前課題の提出が明日に迫りました。

 

「勉強が得意かどうか」ではなく、
「必死になれるかどうか」。

 

期日は明日。
待っています!

熊の熱き想い23・「率先垂範と喜怒哀楽」

今日7月6日の昼。

FMラジオ、ボイスキュー様のなないろゲストに出た。

 

正直に想うままに話を。。

ボイスキュー様、ありがとうございました!

 

その話の中で・・・

・僕の経歴の紹介

・向上館の紹介

・勉強合宿について

・思い出深い生徒について

等の話をインタビュー形式で話をさせて頂いたのだが。。

 

後半の2つの話について。

率先垂範と喜怒哀楽。

 

僕たち講師陣は子どもたちと日々向き合っている。

やっぱり「率先垂範と喜怒哀楽」が大事だと想う。

24時間365日全て!じゃなくても、大事なことだ。

 

 

 

 

=====================

 

勉強合宿は、受験生と共に講師陣も戦う。

シフト組をしたり、担当授業中心にしたり、はない。

開始から終了まで、ほぼ全ての時間を共に戦う。

 

システマティックな時間組で、粛々とこなしたくない。

受験生以上に、講師陣は必死にならなければならない。

その姿を受験生に見せることが「率先垂範」だと想う。

 

偉そうに指示を出して、やれ!と言うだけでは意味が無い。

食事も、お風呂も、ほぼ全ての時間において、

大人も子どもも、立場や年齢は関係無く、戦う。

それは「率先垂範」ありきだ。

 

=====================

 

思い出深い生徒。。は数え上げたらキリが無い。

前職時代も含めると、様々な子が思い浮かぶ。

 

科目の勉強が出来た・出来なかった、ではなく。

いわゆる一般的に良い子だった・悪い子だった、ではなく。

記憶に刻まれているのは「喜怒哀楽」だ。

 

その子自身、僕自身、の「喜怒哀楽」だ。

満面の笑顔で喜んでいた姿。

身体が震えるほど怒っていた姿。

どうにもならないほど哀しんでいた姿。

全身で楽しさを表現していた姿。

 

こういった姿・光景はしっかり・ハッキリと覚えている。

子どもたちの「喜怒哀楽」を見てあげること。

自分自身も「喜怒哀楽」をぶつけていくこと。

素晴らしいことだと想う。

 

=====================

 

僕たちは立場・便宜上「〜先生」と呼ばれる。

 

真の意味での「〜先生」とは、

ただ単に先に生まれたからではなく、

職業の呼称+αとしてではなく、

率先垂範と喜怒哀楽を周りに認められる人だと想う。

もちろん、それだけじゃない人格・核・中身も必要だ。

 

まだまだ、だ。

至らない部分、やりきれていない部分、たくさんある。

 

子どもたちと共に、

時間と費用を託して頂いている親御様と共に、

まだまだ×∞、頑張っていきたい。

 

熊(熊谷)

7/4月のお知らせ

下記からご覧下さい!

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